スコッチ以外のシングル・モルトと言えば、アイリッシュとジャパニーズである。ここでは、これらを交えての味の比較、及びランク付けにページを割いてみた。これも無謀な試みかとは思うが、興味をお持ちの向きも案外あるのではないだろうか。しかし、バーボンまでもを同じ土俵で比較するのは、さすがに無理がある。
日本産のウイスキーは、系統的にはスコッチに近い。スコットランドの蒸留所のノウハウを導入しているからだ。しかし亜流ではあっても、クォリティーは決して低くはない。特にモルト・ウイスキーの仕上がりの良さには、一目を置かずにはいられない。
伝統的なアイリッシュ・ウイスキーの最大の特徴は、燻煙香がない点であるとされている。先にも述べたが、新顔のクーリー蒸留所では、スコットランド様式の造り方をしているため、アイリッシュではあっても味はスコッチそのものだ。また、オールド・ブッシュミルズ蒸留所においても、僅かながらもピート処理を施していることは、良く知られている。今日では、スモーキーなアイリッシュ・ウイスキーも、決して珍しくないと言うのが実情なのである。