OBAN 14y
区:ハイランド・西
蒸留所:オーバン
43%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
 穏やかなピート香を放っており、かすかな潮の香りはアイランド・モルトを彷彿とさせる。ベースにはフルーティな熟成香も感じられるが、アロマは全体的におとなしい。味は比較的淡白なのだが、喉越しに甘苦いココアとナッツのような風味が残る。突出したファクターのないバランスのとれた風味は、食前、食後を問わず気軽に楽しむことができる。ボディの厚みはまずまずだが、余韻のフェード・アウトが早い点は残念だ。
 このモルトは、ユナテッド・ディスティラーズ&ヴィントナーズ社のクラシック・モルト・シリーズの中の一本だ。同シリーズのラガヴーリンやタリスカー等は、ここ10年の間に随分と風味が変わってしまったが、このオーバンは比較的変わっていない方である。ただしシビアに見ると、やはり若干のボディの空洞化は認められる。昔のオーバンには、いわゆる‘まったり’としたコクがあったのだが、現行のものはまったり感が減り、その分味覚がシャープになった。酒質も軽くなり、そこには透明感さえ感じられる。
総合評価 A