MACPHAIL'S 30y (G&M)
区:ハイランド・スペイサイド
蒸留所:マッカラン
40%vol.





 
モルト香  
熟成香  
ピート香  
油質感  
辛 さ  
甘 味  
塩 味  
ボディ  
 
 アロマには、非常に奥行きを感じる。モルティで且つフルーティ、そしてシェリー香に満ちている。ややメルカプタン臭(ゴムのような香り)を感じるが、その欠点を帳消しにできるくらい素晴しいアロマだ。酒質が極めてオイリーであり、その上フルボディだ。味覚面では、シェリー由来のブランデー風味によって艶やかさが加わっており、魅惑的な甘味を醸し出している。30年間と言う長期熟成ゆえの疲弊が、ほとんど感じられない素晴しいモルトだ。
 このモルトは蒸留所名を明示していないが、マッカランであることが知られている。かつて、ゴードン&マクファイル社は『MACALLAN』の名称の使用を許されていなかったため、止むを得ず自社名をブランド名としていたのである。このモルトに対する、当社の自信のほどがうかがわれる。ちなみに、現在では『MACALLAN』の名で、G&M社から販売されている。
 モルト・ウイスキーの熟成のピークは、遅くとも20年までにはやって来る。そして30年を超えた後は、次第に劣化して行くと言うのが一般的なパターンだ。マッカランのようなクォリティの高いモルトには、熟成のピークなどは、あってないようなものなのだろう。だからこそ50年や60年もの間、寝かせることも可能なのである。いくつかの蒸留所では、同様に50年物や60年物をボトリングしたりしている。しかし通常ヴァージョンのボトルから判断する限り、ウイスキーとしてのクォリティに対しては、懐疑的にならざるを得ない。

総合評価 AA